ベース色を塗装
	今回はラズベリーリップルの塗装についてレポートします。 組立ては Harrier T2 をご覧ください。 まず、ベースの白を塗ります。　白の塗りにくさは定評があります。 今回は下地にクレオスの白サフを使っています。隠蔽力はそこそこあります。 その後、上塗りとしてクルマでよく使われるフィニッシャーズのファウンデーションホワイトを吹いています。これも隠蔽力はそこそこあります。
赤帯の罫書き線
	赤帯は真横から見て直線のくさび形状になっている上に、ハリアーは複雑な曲面を持っているため非常に厄介です。 そこで、船の喫水線を罫書く方法を応用することにしました。 赤帯の罫書き線がベースとなる定盤（机の天板）に平行になる様に仰角をつけて機体を固定し、自作のトースカンを定盤上を滑らせて罫書きます。 くさび状にするため、異なる仰角で２回作業します。 実はこの迎角を決めるのがなかなか難しく苦労しました。 （固定にはワークの「型想い」を使用）
罫 書 き 線
	そうやって出来たのがこの線です。 やはり、ハリアーの曲面は尋常ではありません。
マスキング-1
	罫書き線に沿って細切りのマスキングテープを貼って下準備。
マスキング-2
	真横から見て最終チェック。 直線になってます・・よね(?)
赤 帯 塗 装
	赤帯を吹きます。 使った色はクレオスの #79 シャインレッド。 マスキングは隙間のないよう注意して行ってください。 今回は吹き込んだ箇所が多々あり赤いアザがアチコチにできてしまい、コンパウンドによる後修正が大変でした。
下面の青を塗装
	下側のマスキングだけを取り去り、更に赤帯の箇所をマスキングして、下面の青を吹きます。 指定色はクレオス #5 ブルー＋#80 コバルトブルーですが、透明度が高く下地が透けるため4〜5回ほど塗り重ねました。 完成後にノンストックのメロンさんからアドバイス。 クレオス #322 フタロシアニンブルーがズバリの色であまり透けない、とのこと。（もっと早く聞いていれば・・・）
出来上がり
	デカールを貼り、墨入れはホドホドにして完成。 HMEに間に合うよう急いで作ったのであまり満足のいくデキではありませんが、でもラズベリーリップルはキレイです。